Nモデルとは
N-Model — 組織変革のためのダイバーシティのフレームワーク
Nモデルとは、OTD普及協会が提唱するダイバーシティ推進の理論モデルです。組織内の価値観変容から働きやすい職場づくり、経営成果の向上までの流れをN字型に表現した独自フレームワークで、(1)採用・受け入れ、(2)価値観変容、(3)働きやすい職場づくり、(4)経営成果という4つの段階が、相互作用しながら循環することを示します。
図:Nモデルの全体像
上の図は、左下の「1. 採用・受け入れ」から始まり、左上の「2. 価値観変容」を経由して、右下の「3. 働きやすい職場」、最後に右上の「4. 経営成果」へと進む、N字型のフローを示しています。
4つの段階
1. 採用・受け入れ
多様な背景・属性を持つ人材を組織に迎え入れる段階。ここで重要なのは、ただ「数を揃える」のではなく、組織全体がその受け入れを構造的に整える視点を持つことです。
2. 価値観変容
OTDの中核となる段階。マジョリティ側の無意識の特権・前提・規範に気づき、価値観そのものを変えていくプロセスです。OTDワークショップが最も力点を置くのもこの段階です。
3. 働きやすい職場づくり
変容した価値観を、制度・運用・文化の各レイヤーに落とし込み、誰もが力を発揮できる環境として実装する段階です。
4. 経営成果
イノベーション、人材定着、ブランド価値の向上など、組織全体としての成果として現れる段階です。価値観変革と経営成果は、本来不可分であるという考え方をNモデルは示しています。
従来のダイバーシティモデルとの違い
多くの既存モデルは、「採用→定着→活躍」という直線的なフローを描きますが、Nモデルは 2 (価値観変容) を起点に置く 点が決定的に異なります。組織の変容なくしては、採用も働きやすさも持続しないからです。
Nモデルの活用
Nモデルは、貴社のDEI戦略を診断・整理するためのフレームワークとしても活用できます。OTDワークショップでは、参加者がこのNモデルを実体験を通じて理解し、自社の現状を4段階のどこで止まっているかを特定する設計になっています。